音楽活動の傍ら、老人ホームで働いて生計を立てている。
夜勤が多いため、日中に比べご老人とゆっくりお話する時間もある。この間とあるおばあちゃんと青春の歌の話になって、蘇州夜曲という歌が思い出の歌だと聞いていたので、ちょこっとだけ歌詞を覚えていき、夜更けに2人で一緒に小声で歌った。
おばあちゃんはとても良い顔で喜んでくれ、そしてちょっと泣いていた。
昔聴いていた音楽というのは不思議なもので、当時の風景や友達、恋人、家族がそのままの姿で蘇る。
自分たちも誰かの過去と現在を繋ぐような名曲たちを生み出していけたとしたらとても素晴らしいことだ。
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2017.08.11
蘇州夜曲